どこで買える?すきまパテの取り扱い店舗と使い方ガイド!賃貸住宅でも使える取り外しテクニックもご紹介

「すきまパテ」とは、接着剤で有名なセメダイン社が販売している製品です。

キッチンや洗面所の排水溝周辺の隙間を埋めるのに使います。

このすきまパテが購入できる場所ですが、主に「ホームセンター」で扱っています。

商品の販売場所がすぐには分からないこともあるかもしれませんが、この記事でそんな疑問を解決します。すきまパテの購入場所、選び方、使用方法、取り外し方について詳しく説明していきます。

また、自宅のシンク下の排水溝に実際に使ってみた体験も共有します。

目次

すきまパテはどこで売っている?

ホームセンターに行けば間違いなく見つかります。

ホームセンター内での位置は、通常「塗料・接着剤/補修材/充てん剤」のカテゴリーにあります。

【コーナン】【ビバホーム】【カインズ】【コメリ】【ナフコ】などの店舗で購入可能です。

セメダイン社の「埋めるパテシリーズ」は、品揃えが豊富で目立っています。

私が今回使用したのは、セメダインすきまパテで、色は白や灰色があります。以下のような用途に適しています。

  • エアコンの配管が通る壁の穴
  • シンク下の排水管の設置穴
  • 洗濯機の排水管やその他の配管の隙間
  • コンクリート、モルタル、金属、木材、漆喰にも良く付着します。

容量は家庭用に適した200gや1kg(500g×2袋)で、以下の特徴があります。

  • 固まらないので形を作りやすい
  • 粘土のようなテクスチャで扱いやすい
  • 上から塗装が可能です

特に、「不乾性(=固まらない)」という特性は、引っ越しの際に取り除くことを考えると、非常に便利です。

すきまパテはオンラインでも購入可能!

賃貸でも安心して使用できる取り外し方もご紹介します。

すきまパテは、セメダイン社が製造する製品で、キッチンのシンクや洗面台の下にある排水溝の隙間を埋めるのに適しています。

私が住んでいるところではホームセンターが遠く、オンラインショッピングを利用することが多いです。

楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、モノタロウ、アスクルなど、主要なオンラインショップで入手できますが、配送料が発生することがあるため、送料無料の条件を満たすように購入計画を立てると良いでしょう。

一方で、イオンやダイエー、ドン・キホーテ、ロフト、マツモトキヨシ、イエローハット、プラモデルのホビーショップでは取り扱っていませんでしたが、東急ハンズでは「セメダインのすきまパテ」が扱われていることを確認できました。

100円ショップでもすきまパテは買えるの?

100円ショップでは、使用する際に手を汚さないチューブ入りのパテが販売されています。

100円ショップにはさまざまなタイプのパテがありますが、すぐに固まるものもあります。

例えば、ダイソーの「万能エキシポパテ」は、グレーで1分で固まり、耐水性があり、水道管のひび割れ修理に適しています。「

壁の穴埋めパテ20g」は、白い壁紙にできた画びょうの穴を埋めるのに役立ちます。

「穴埋めウッドパテ」は、木製家具や床、コルクの傷穴を修理するのに適しています。

セリアやキャンドゥからは、「室内補修用壁パテ25g」と「シリコーン補修材」があり、これらも固まるタイプです。

100円ショップのパテを使う際の注意点

100円ショップで売られているパテは、主に固まるタイプです。これは壁や家具の修理には最適ですが、シンクや洗面台のように後で取り外す必要がある場所には不適切です。

特にエアコンのダクト穴など、後で取り外す必要がある箇所には、固まらないタイプのすきまパテを選ぶことが大切です。

すきまパテの簡単な使い方!たった3ステップで完了

私の家は築25年になりますが、今回はコーナンで購入したすきまパテを使って、キッチンシンクと洗面所の排水溝の隙間を埋めてみます。

すきまパテの使い方はとても簡単です!

まるで粘土をいじるような感覚で、特別な道具も必要ありません。

どれくらいの量のすきまパテを使うか?

使用するすきまパテの量は排水溝のサイズによりますが、100gのパテでキッチンシンク下の排水溝の隙間を一箇所埋めることができます。ここでは200gのパテを使用しています。

ステップ1:汚れをしっかりと拭き取る

まず、設置する箇所の汚れや水滴を布できちんと拭き取ります。汚れが残っているとパテがしっかりと付着しにくくなるため、完全に乾燥させてから作業を行ってください。

ステップ2:パテを棒状に形成

次に、200gのすきまパテから半分をちぎって少し取り、それを細長い棒状に伸ばします。このパテは扱いやすく、無臭で粘りがないため作業がしやすいです。

ステップ3:隙間を埋める

パテを排水溝の周りに均等に巻き付け、隙間をしっかりと埋めます。指でギュッと押し込みながら、4~5周程度巻きつけて、表面を平らにならして完成です。

洗面所の排水溝にも100gのパテを使用しましたが、十分な量でした。作業時間はゆっくり行っても10分もかからず、驚くほど簡単でした。これなら「もっと早くやっておけばよかった!」と思うはずです。

1週間後の様子

設置から1週間後、すきまパテの状態を確認すると、全く変わっていませんでした。設置直後はセメダインのわずかな匂いがしましたが、1週間経つと全く気にならなくなりました。触ると柔らかいですが、しっかりと固定されています。

すきまパテで排水溝の隙間を埋めると、虫の侵入を防ぎ、下水の悪臭を遮断し、地震での排水管のズレを最小限に抑えることができます。これは古い家だけでなく、新しい家にも同じように有効です。虫は1mmの隙間でも侵入可能なため、予防することには多くのメリットがあります。

使い方が非常に簡単なので、是非ともあなたも排水溝の隙間を埋めてみてください。

賃貸でも安心して使える?すきまパテのタイプと剥がし方

すきまを埋めるパテには、「固まるタイプ」と「固まらないタイプ」の二種類があります。

どちらを使うべきかは、パテを使う隙間の位置によって決まります。

セメダインの固まらないすきまパテや、コーナン、コメリといったホームセンターのプライベートブランドの「配管用パテ」が例として挙げられます。

これらはエアコンのダクト穴や電気配線の隙間など、様々な用途に使えます。これらのパテは全天候型で手頃な価格(100円以下)が魅力ですが、防水機能はありませんので、水回りでの使用はおすすめしません。

固まらないタイプのパテを選ぶ際には、「非硬化性」「不乾性」と表示されている製品を選びましょう。

これらのパテは完全には固まらず、ゴムのような柔らかさを保持します。100円ショップでは販売されていないため、ホームセンターやオンラインショップで購入する必要があります。

固まらないパテは手で簡単に剥がすことが可能ですが、長時間放置したものを無理に剥がすと、床や壁を傷つける可能性があります。

特に賃貸の場合は注意が必要です。剥がすときは傷つけにくいヘラを使用すると便利です。

一方で、固まるタイプのパテについては、ダイソーで販売されている製品やセメダイン社からも提供されています。

このタイプは壁の画びょうの穴埋めや壁、床、家具などの傷補修に適しており、白や茶色、コルク色など多様なカラーが展開されています。このタイプのパテは非常に早く固まり、わずか1分で完全に硬化することもあります。

硬化するパテの除去方法とその特性について

硬化するパテは、ひび割れの修復や接着剤の代替としてよく使われますが、時間の経過とともに非常に硬くなります。

そのため、除去する際はカッターで切り込みを入れたり、釘や尖った道具を使って破壊する方法が一般的です。

ただし、硬化後に表面が滑らかなタイプのパテもあり、これは取り扱いが難しい上、周囲の壁や床を傷つけるリスクがあります。また、取り扱い中に自身がケガをする可能性もあるため、使用時は注意が必要です。

硬化するパテにはさまざまな材料が使われており、それぞれの特性を理解することで、無理に取り除くべきでないケースも明らかになります。以下は、主要な硬化するパテの特性を紹介します。

合成樹脂エマルション系パテ

成形が容易で、磨くと滑らかで美しい仕上がりになるこのタイプは、主にエアコンの配管にできた隙間を埋めるのに使用されますが、耐水性、耐湿性、アルカリ性には弱いです。

石膏系パテ

下塗り用パテとして利用されることが多く、粒子が粗いため、水と練ると速やかに硬化します。このため、一度にすべてを使い切ることが推奨されます。

炭酸カルシウム系パテ

乾燥すると硬化するこのパテは、接着剤を加えると水分で柔らかくなり、強度が低下してしまいます。樹脂分が多く加えられているため、加工が施されています。

エポキシパテ

粘土状で、エポキシ樹脂のプレポリマーと硬化剤を混ぜることで硬化するパテです。作業は迅速に行う必要があり、その用途は多岐にわたります。

耐火パテ

火に強い特性を持つ耐火パテは、火災の広がりを防ぐために使用されます。溶剤やアスベストを含まず、金属や煉瓦、モルタルなどの材質に良く接着します。

主な用途は、お風呂や湯沸かし器などの排気管と壁面の隙間、穴、ひび割れの補修に適しています。

賃貸物件でのすきまパテの使い方とその代替品について

持ち家では自由に修繕を行えますが、賃貸物件では原状回復が求められます。

すきまパテの中でも固まらないタイプは、引越し時に簡単に剥がせるため、賃貸でも安心して使用できます。

修繕を行う前には、大家さんや管理会社に相談することが重要ですが、このタイプのパテなら大きな問題を避けられる可能性が高いです。

ただし、間違って固まるタイプのパテを使用してしまうと、床や壁を傷つけてしまう恐れがあるため、製品選びには細心の注意が必要です。

虫の侵入や異臭が問題となる場合は、管理会社に相談することで修理をしてもらえることが多いですが、対応が難しい場合もあります。

賃貸物件で原状回復が可能な代替品として、以下のものが挙げられますが、各材料には利点と欠点があります。

  • 紙粘土:乾燥後に固まるが、防水性がないため不適切です。
  • 油粘土:乾燥しないので固まりませんが、時間が経つと酸化して粉っぽくなることがあります。
  • ダイソーの軽い粘土:時間が経つと乾燥して固まるため、カビの原因にもなり得ます。
  • アルミテープ:粘着性が低く強度が弱いですが、カビの心配が少ないです。
  • ガムテープ:粘着性が高く、長期間貼り付けておくと剥がすのが困難になります。
  • 養生テープ:耐水性がありますが、長期間使用すると剥がしたときに跡が残ることがあります。
  • マスキングテープ:湿気で簡単に破れるため、長期的な使用には向きません。
  • ビニールテープ:耐水性はありますが、粘着力が弱くすぐに剥がれてしまうことがあります。

これらの中でアルミテープが比較的マシな選択肢かもしれませんが、どの材料も長期間放置すると床や壁を傷つけるリスクがあるため、使用時は自己責任で注意してください。

まとめ

すきまパテを購入する際は、「固まるタイプ」か「固まらないタイプ」かをよく確認し、賃貸物件でも使えるセメダイン社の「すきまパテ」を選ぶと、原状回復が求められる状況でも安心です。

賃貸物件での修繕を考える際、原状回復が可能であることが重要です。特にすきまパテを使用する場合、固まらないタイプが推奨されます。

このタイプは引越し時に簡単に剥がすことができ、床や壁を傷つける心配が少ないため、賃貸物件に適しています。使用前には必ず大家や管理会社に相談して許可を得ることが必須ですが、固まらないパテなら問題を避けやすく、管理会社を通す必要もないことが多いです。

代替品としては、紙粘土、油粘土、ダイソーの軽い粘土、アルミテープ、ガムテープ、養生テープ、マスキングテープ、ビニールテープなどがありますが、それぞれにメリットとデメリットが存在します。短期的な修理や一時的な対策としては有効ですが、長期間使用すると剥がす際に床や壁を傷つけるリスクがあります。特にアルミテープは比較的マシな選択肢ですが、どの材料も使用時は注意が必要です。

結局のところ、すきまパテを選ぶ際は「固まるタイプ」と「固まらないタイプ」をしっかりと確認し、賃貸物件での使用に適したものを選ぶことが大切です。原状回復が求められる賃貸物件では、セメダイン社の「すきまパテ」のように固まらないタイプが一番の選択肢と言えるでしょう。

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